人込ひとごみに消きえてゆく
背中せなかに向むかって手てを振ふった
昨日きのうまでが 嘘うそみたいに見みえる

涙出なみだでるほど笑わらって
手てをつないで見みつめ合あえば
いつも(あなたの)匂においい(かすかに)
胸むねをせつなくした

わがままもしたし つまらないケンカもした
逢あえなくなる日ひが来くることも 知しらないで

あの日ひ 追おいかけて
気持きもちのすべてを打うち明あけたら
風かぜも 空そらもまだ
ふたりだけを包つつんでた

明日あしたのこと思おもったら
気持きもが少すこし前まえを向むく
きっと(どこかに)続つづく(小ちいさな)
道みちを歩あるいてゆこう

ひとりきりになった
会あいたい夜よるにつないだ
言葉ことばのラインも 今いまはもう届とどかない

あの日ひ 抱だきしめた
しあわせを決けっして忘わすれないで
とても 好すきになった
あの時ときの自分じぶんでいよう

あの日ひ 夢見ゆめみてた
あなたの瞳ひとみを忘わすれないで
風かぜも 空そらもきっと
悲かなしみを消けしてくれる

あの日ひ 抱だきしめた
しあわせを決けっして忘わすれないで
とても 好すきになった
あの時ときの自分じぶんでいよう

あの日ひ 夢見ゆめみてた
あなたの瞳ひとみを忘わすれないで
風かぜも 空そらもきっと
悲かなしみを消けしてくれる