遥はるか彼方かなたのシベリア目指めざして
貨物船かもつせんで密航みっこうした男おとこがいた

ツンドラの地ちは夢ゆめも凍いてついて
明日あしたも見みえない空そら

最愛さいあいの女ひとを探さがして
氷雪ひょうせつの上うえを歩あるき続つづける意味いみ

ナターシャ 君きみの名前なまえを
何度なんど 呼よべば届とどくの?
絶望ぜつぼうの壁かべの先さきに 君きみがいるはず
AH- 愛あいだけが生いきてる理由りゆうさ

時ときはどれだけ過すぎ去さったのだろう?
同おなじ景色けしきが閉とざしている孤独こどくの色いろ

何なにも言いわないやさしさの奥おくの
涙なみだを知しりたかった

足跡あしあとと風かぜの噂うわさに
終おわり方かたを忘わすれたのか 最果さいはての恋こい

ナターシャ 僕ぼくの記憶きおくが
君きみの幻まぼろしを見みるよ
永遠えいえんの冬ふゆはずっと 心迷こころまよわす
AH- 愛あいこそが未来みらいの奇跡きせきさ

疲つかれ果はて道みちに倒たおれて
命いのちが消きえても 僕ぼくは後悔こうかいない

ナターシャ 君きみの名前なまえを
何度なんど 呼よべば届とどくの?
絶望ぜつぼうの壁かべの先さきに 君きみがいるはず
AH- 愛あいだけが生いきてる理由りゆうさ