きっと 私わたしが間違まちがっていた
駅えきへの道みちを走はしり出だす
風かぜが急いそげと背中せなかを押おすよ
あなたは遠とおい街まちへ行いく 今いま

意地いじを張はってたから
笑顔えがおのままで
「じゃあね」なんて 軽かるく
見送みおくったのに
なぜだか 涙なみだが溢あふれ出でて
止とまらないの

ちゃんと
好すきと言いえばよかった
心こころの中なかに用意よういしていた
言葉ことばなのに
恋こいは
タイミングを失うしなって
後あとから追おいかけるもの
間まに合あいたい

こんなに走はしったことはなかった
心臓しんぞうだって破裂はれつする
ホームのあなた 見みつけた時ときに
大声出おおごえだして呼よび止とめた ねえ

そんなやさしい目めで
振ふり向むかれたら
「絶対ぜったいに行いかないで!」って
わがまま言いって
あなたを困こまらせちゃうでしょう
ごめんなさい

ちゃんと
好すきと言いわせてください
さっき隠かくしたホントの気持きもち
今度こんどこそは…
恋こいは
正直しょうじきになることが
一番いちばん 大事だいじなことと
今いまさら知しる

5ごメートル
離はなれてる
この場所ばしょから
もう一度いちど
好すきですと
サヨナラを
思おもうまま
言いえました

ちゃんと
好すきと言いえばよかった
心こころの中なかに用意よういしていた
言葉ことばなのに
恋こいは
タイミングを失うしなって
後あとから追おいかけるもの
間まに合あいたい

微笑ほほえみと
泣なき顔がおが
半分はんぶんずつ
ぐしゃぐしゃに
好すきですと
サヨナラを
思おもいっきり
言いえました