窓まどの外そと 映うつる
ぼくの心模様こころもよう
見渡みわたせどいつも 雲くもり空ぞら

ホコリをかぶった
お気きに入いりのギターも
思おもい出でとともに 部屋へやの隅すみで

いつからだったかな
余計よけいなことまみれ
振ふり返かえる余裕よゆうも無ないまま

ひとり立たちすくんだ部屋へやの中なか
ギターを手てに握にぎって
お気きに入いりを押おさえてみる
ただもうなんとなく
漫画まんがで見みた話はなしみたいな
素敵すてきなシチュエーションも
掻かき鳴ならしたギター、その音おとは
…やっばり曇くもってる。

朝日あさひが昇のぼって
一日いちにちは始はじまる
時間じかんは進すすめど 進すすめなくて

キレイに磨みがいた
お気きに入いりのギターも
またもや大事だいじに ドアの向むこう

いつからだったかな
秒針びょうしんがやけに
ぼくの頭あたま、速はやく刻きざんで

ひとり立たちすくんだ部屋へやの中なか
ギターを手てに握にぎって
お気きに入いりを押おさえてみる
深ふかい深呼吸しんこきゅうをして
どこかで見みたウサギみたいに
素直すなおな気きのもちようで
掻かき鳴ならしたギター、その音おとも
…少すこしはマシかもね。

立たち上あがった部屋へやの中なか
ギターを手てに握にぎって
お気きに入いりを押おさえてみる
あの頃ころの気持きもちで。
「漫画まんがで見みたそれ」じゃない
終おわりのないストーリー
掻かき鳴ならしたギター、その音おとは

あの頃ころと同おなじだ。

ぼくの魔法まほうのコード。