今日きょうも朝あさから駅えきに向むかって走はしった 時計とけいと競争きょうそうしながら猛もうダッシュ
そんな時ときに限かぎって切きれてんだ 改札かいさつにおもいっきり足止あしどめくらって
いつもながらツイてないし 余裕よゆうを買かう金かねだってないし
で、ついでに全まったくモテませんし ある意味三拍子揃いみさんびょうしそろってます
電車でんしゃのドアは僕ぼくなんか 見捨みすてるように吐はき捨すて
「成功せいこうへの道みちはもう満員まんいん」みたいに思おもえた
疲つかれた靴くつで歩あるき回まわり 戻もどった散ちらかった部屋へやで
ぽつん と一人待ひとりまっていた 僕ぼくの事ことじゃなく明日あしたの太陽たいようの事ことを
名前なまえすら知しらないお前まえを見下みおろしてふと思おもった
“僕ぼくなんかに何なにが出来できるんだろう”

「赤あかい花はなが咲さくんだ」と花屋はなやのお姉ねえさんがそう言いっていた
いつも太陽たいようの場所ばしょを知しってるヤツで
上うえに伸のびたい僕ぼくと、下したに下したに根ねを伸のばしてったお前まえは
「歩あるけないからイヤなもんも見みなくて良いいなぁ」なんて思おもった
何なにも語かたりはしないけど 両手りょうてのばしてた
ひたむきなお前見まえみてると なんだか思おもい出だすんだあの日ひを
笑顔えがおで手てを振ふっていた優やさしい姿すがたを

「つまらない」や「くだらない」がいつもの僕ぼくらしい口癖くちぐせになってた
人ひとに優やさしくしたって何なんにも返かえってこないんだと
形かたちばっかこだわってた「優やさしさ」の「本当ほんとう」の「意味いみ」を

My Darling. 大切たいせつな人ひとの為ために
こんな僕ぼくにも出来できる事ことがあると教おしえてくれたのは
あなたの笑顔えがおでした
My Darling. その笑顔えがおに会あえるなら
ちょっとムリしても良いいと思おもえるよ だからいつも笑わらっていて欲ほしい
花はなのように

男おとこなら一生いっしょうに一度咲いちどさかそう
大おおきな、キレイなんかじゃなくたって良いいから誰だれよりも
ずっと誇ほこらしい自分じぶんだけの花はなを
まだ見みえないその「色いろ」を見みつける為ために
泣ないたりくじけたりしてたどり着つくのさ
最後さいごに笑わらえばOKでしょ、なぁそうだろ?

My Darling. 大切たいせつな人ひとの為ために
こんな僕ぼくにも出来できる事ことがあると教おしえてくれたのは
あなたの笑顔えがおでした
My Darling. その笑顔えがおに会あえるなら
ちょっとムリしても良いいと思おもえるよ だからいつも笑わらっていて欲ほしい
花はなのように

ホントに大切たいせつな人ひとはいつも すぐそばにいたりするもんだね
傷きずつけてしまったと思おもえば 自分じぶんの方ほうが傷きずついてたり
優やさしくしたつもりでいて 優やさしくされてたりするんだよ
僕ぼくもつぼみ抱いだく名なもなき花はなです