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開ひらかれしは 御伽話おとぎばなし
旅立たびだちをば 奏姫かなめは告つぐ
遥はるか遠とおく 大海原わたのはらに 童子わらべは何想なにおもふ
始はじまりしは 刻ときの運命さだめ
幾億年いくおくねんの 因果いんがを超こへ
炯眼けいがんに見みゆ 烏羽玉うばだまにぞ 物語ものがたりは開ひらく
..... ... ... ...... ...
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...... .. .... .......
響ひびけ 響ひびけ 響ひびけ
..... ...... ......
... ...... ..... .......
...... .. ....... ..... ....
響ひびけ 響ひびけ 響ひびけ
One who sets foot in the deep guardian woods, Etranger.
(深ふかき鎮ちん守しゅの杜もりに訪おとずれたエトランジェ。)
The wind singing through the pines, whispering to the child.
(幼おさなき風ふう貌ぼうに囁ささやくその松まつ濤じゅは歌うた姫ひめの如ごとし。)
The god-sent howl that shakes even the vast land,
(縹ひょう渺びょうたる大だい地ちをも揺ゆるるがす天てん与よの咆ほう哮こうは、)
crawled the blue sky, and sent an echoing roar of Life.
(蒼そう穹きゅうを這はい、生せい命めいの息吹いぶきを轟とどろかせた。)
Aglaophonos sings.
(アグラフォノスは詠うたう。)
Echoes dance on sin that's worn,
(着き做なした咎きゅうに谺こだまは舞まい、)
glimmering white crow soars the deep blue waters,
(赫かがよう白しろ鴉からすは碧へき海かいを驀ばく進しんし、)
and dissect from the hundred million salters.
(那な由ゆ多た成なる詩し篇へんを見み定さだめる。)
Now, unleash the power of the Chronicle on the possible world.
(可か能のう世せ界かいに解とかれたクロニクルが今いま、幕まくを開あけた。)
閉とざされしは 大禍時おおまがとき
翻ひるがえせば 浮世うきよは夢ゆめ
草木眠くさきねむる 丑三うしみつ時どき 童子わらべは何なにを知しる
紡つむがれしは 誓ちかいの詩うた
竦すくむ四肢ししを 風かぜは翔かける
逝者ゆくものへと 捧ささげられし 物語ものがたりの調しらべ
旅立たびだちをば 奏姫かなめは告つぐ
遥はるか遠とおく 大海原わたのはらに 童子わらべは何想なにおもふ
始はじまりしは 刻ときの運命さだめ
幾億年いくおくねんの 因果いんがを超こへ
炯眼けいがんに見みゆ 烏羽玉うばだまにぞ 物語ものがたりは開ひらく
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響ひびけ 響ひびけ 響ひびけ
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響ひびけ 響ひびけ 響ひびけ
One who sets foot in the deep guardian woods, Etranger.
(深ふかき鎮ちん守しゅの杜もりに訪おとずれたエトランジェ。)
The wind singing through the pines, whispering to the child.
(幼おさなき風ふう貌ぼうに囁ささやくその松まつ濤じゅは歌うた姫ひめの如ごとし。)
The god-sent howl that shakes even the vast land,
(縹ひょう渺びょうたる大だい地ちをも揺ゆるるがす天てん与よの咆ほう哮こうは、)
crawled the blue sky, and sent an echoing roar of Life.
(蒼そう穹きゅうを這はい、生せい命めいの息吹いぶきを轟とどろかせた。)
Aglaophonos sings.
(アグラフォノスは詠うたう。)
Echoes dance on sin that's worn,
(着き做なした咎きゅうに谺こだまは舞まい、)
glimmering white crow soars the deep blue waters,
(赫かがよう白しろ鴉からすは碧へき海かいを驀ばく進しんし、)
and dissect from the hundred million salters.
(那な由ゆ多た成なる詩し篇へんを見み定さだめる。)
Now, unleash the power of the Chronicle on the possible world.
(可か能のう世せ界かいに解とかれたクロニクルが今いま、幕まくを開あけた。)
閉とざされしは 大禍時おおまがとき
翻ひるがえせば 浮世うきよは夢ゆめ
草木眠くさきねむる 丑三うしみつ時どき 童子わらべは何なにを知しる
紡つむがれしは 誓ちかいの詩うた
竦すくむ四肢ししを 風かぜは翔かける
逝者ゆくものへと 捧ささげられし 物語ものがたりの調しらべ