いつも大人おとなたちが言いっていたわ
「森もりの中なかで遊あそんではいけない」と
理由りゆうさえも聞きかされないまま
子こどもたちは森もりを恐おそれた

鬱蒼うっそうとした
木々きぎたちに閉とざされ
道みちも見みえない
遠とおい世界せかい

誰だれかが叫さけんだよ
「あの場所ばしょにも光ひかりはある 確たしかに…」
どんな悲かなしみにも
希望きぼうがあるように
空そらの太陽たいようは
見捨みすてはしない

だけど 大人おとなたちは眉まゆをひそめ
「森もりへ行いったら帰かえって来こられない」と
小声こごえでそっと囁ささやき合あって
森もりの前まえで背中向せなかむけた

どんな魔物まものが
住すんでいるの?

誰だれかが指差ゆびさした
「影かげがあれば光ひかりはある 絶対ぜったい…」
深ふかい絶望ぜつぼうにも
明日あすは来くるように
風かぜが木洩こもれ日びを
教おしえるだろう
「地球上ちきゅうじょうに溢あふれている光ひかりよ」
冬ふゆの長ながい夜よるが
黒くろく塗ぬりつぶしても
空そらを見上みあげれば
星ほしが見みえる

そっと 目めを閉とじて
思おもい出だしましょう
心こころに届とどく
神々こうごうしい
光ひかりがある
森もりへ行ゆこうよ

誰だれかが叫さけんだよ
「あの場所ばしょにも光ひかりはある 確たしかに…」
どんな悲かなしみにも
希望きぼうがあるように
空そらの太陽たいようは
見捨みすてはしない
「地球上ちきゅうじょうに溢あふれている光ひかりよ」
冬ふゆの長ながい夜よるが
黒くろく塗ぬりつぶしても
空そらを見上みあげれば
星ほしが見みえる