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よみがな
おれ一人ひとり
はげしいあめなか
ずぶ
たれてたかった
よごれた身体からだ
みにくこころ
あらながそうとしてたんだ

こんなだい
なにしんじて
きていったらいいのだろう
いかけても
こたえはない

きずつくことを
おそれてはいない
どんなにきつい
みちのりも
ちっぽけな ちっぽけなおれ
まえのめりに
たった一匹いっぴきむしになる

かぜたおされ
ぬかるんだどろなか
がむしゃらに
いつくばってた
きれいなものとは
あせとかなみだ
あらながしてくれたもの

なにしんじつ
なにいつわ
あたまなかかんがえても
ちかみちしちゃ
こたえはない

んでくことを
なげいたりしない
どんなになが
えいえん
ようようおれ
かえらず
ただの ひたむきなむしになる

いのちかぎ
ざまでもいいさ
べたでさけ
たましい
きること きること おれ
しがみつく

きずつくことを
おそれてはいない
どんなにきつい
みちのりも
ちっぽけな ちっぽけなおれ
まえのめりに
たった一匹いっぴきむしになる