夜よるの電でん話わ声こえを聞きいて切せつなくなる苦くるしくなる
ぐっと目めを閉とじてしまう程ほど胸むねが痛いたくなる
こんなに好すきなんだとその時とき気き付づいてまた苦くしくなる
返へん事じをするのが少すこし遅おくれてしまうよ

同おなじ場ば所しょこの部屋へやであなたの声こえを聞きくのが好すきなの
親おや指ゆびの爪つめでくちびる弾ひいた

きっと何処どこかで想おもってるの
あなたとは今いまがちょうど良いいんだって
これ以い上じょう距きょ離りを縮ちぢめたら全ぜん部ぶ変かわってしまうかもって

今日きょうもずっと考かんがえたまま夜よるになって不ふ安あんになって
気き付づかない様ような場ば所しょにワザと電でん話わを置おいた

知しらない事ことを知しらないままで見みないあたしにあなたが
優やさしく返へん事じを聞きき返かえすから…

あなたの声こえを忘わすれられないのは
ずっと昔むかしから知しっているから
色いろんな話はなしをして夜よるを越こえた 大たい切せつな長ながい友とも達だち

きっと何処どこかで想おもってるの
あなたとは今いまがちょうど良いいんだって
これ以い上じょう距きょ離りを縮ちぢめたら全ぜん部ぶ変かわってしまうかもって

あなたの笑わらった顔かおが好すきだよ
あなたの笑わらった顔かおが好すきだよ
本ほん当とうは何なにも変かわってないんだよ
初はじめて会あった時ときがそうなんだよ