これが最後さいごと 知しってても
あなたの愛あいを 断たち切きれない
沈しずむ夕陽ゆうひを 見みつめては
涙なみだを こらえていた
そんな顔かおして 私わたしを見みないで
別離べつりとあなた 決きめたなら
泣ないてあなたを 困こまらせないから
もう二度にどと私わたしを 振ふり向むかせないで
あヽ 最後さいごまで強つよがって見みせた
私わたしバカな女おんなでしょう
あなたに 甘あまえていたのよ
抱だきしめて 今いまは 抱だきしめてよ
もう一度いちど そっと抱だきしめてよ

からめた指ゆびの温ぬくもりが
私わたしの心震こころふるわせても
いつでもそばにいてくれた
あなたが消きえて行いく
優やさしい言葉ことば 言いわないでほしい
今いまでもあなた 好すきだから
悲かなしいけれど 傷きずつけたくない
もう二度にどと私わたしを 振ふり向むかないで
あヽ 最後さいごまで素直すなおになれない
どんなに嫌きらわれたって
あなたのそばに いたかった
抱だきしめて 今いまは 抱だきしめてよ
もう一度いちど そっと抱だきしめてよ

あヽ 最後さいごまで強つよがって見みせた
私わたしバカな女おんなでしょう
あなたに 甘あまえていたのよ
抱だきしめて 今いまは 抱だきしめてよ
もう一度いちど そっと抱だきしめてよ