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よみがな
よる散歩さんぽ ぶらりなんとなく
梅雨つゆける ぬるかぜまち
路地裏ろじうら垣根越かきねごしから
まる花火はなびがドカーンとがった

きみのうたはすごく下手へただけど
なんでだろう ずっと大好だいすきだった
あのころはよくいてたな
はだかのココロがドカーンとがった

おおきくくちけたまんまで
わたしくすの
この花火はなびわるとき
きみ記憶きおく ぜんぶ
えそうで…

はなれてるね だいぶたったよね
きみはもうなにもかもわすこいしてるのかな

ふりかえるいえまでの距離きょり
くりかえあるいた ふたりだけだった
真夏まなつにおい あのきみにお
あつげた

おおきくくちけたまんまで
むねあなにふれた
いまっても もうたぶんはなすコトはないね

ふたりでまたた星空ほしぞら

くも千切ちぎれてゆく
なくひびくそのこえ
よるめる
えないで
えないで