まどろむ昼下ひるさがり
時間じかんの蜃気楼しんきろう
光ひかりの雫しずくが降おりる

まぶしい潮風しおかぜは
季節きせつの忘わすれ物もの
心こころをコバルト色いろにつつむよ

ああ 白日夢ゆめの世界せかいを
ああ 泳およごう
さあ ゆるやかなままで
ああ 思おもい出でたちを
ああ 確たしかめ
さあ 陽射ひざしより君きみを感かんじて…

浜辺はまべに流ながれ着つく
小ちいさなガラス瓶びん
秘ひそかな祈いのりを聞きこう

瞳ひとみを閉とじるたび
君きみなら胸むねにいる
寄よせてはささやく波なみと眠ねむろう

ああ 白日夢ゆめの世界せかいで
ああ 出逢であおう
さあ やさしさを連つれて
ああ 穏おだやかなまま
ああ 愛いとしい
もう いつだって君きみが消きえない

夕陽ゆうひが沈しずむ頃ころ
想おもいを抱だきしめて
ざわめく都会とかいで君きみを迎むかえよう…