風かぜの吹ふかないこの街まちで
指ゆびをくわえて待まっていた
何なにも見みえねえなシケモクを噛かんで
その間あいだずっと考かんがえてたんだ
間違まちがいだらけの昨日きのうまでが
どうすりゃ明日あしたへつながる
なんて

何様なにさまのつもりだくだらないぜ
もともと何なんにも無なかったくせに

男おとこなら風かぜを切きって走はしれ
体一からだひとつで風かぜを切きってやれ
吹ふかぬなら吹ふかせてみせろ
涙一なみだひとつでお前まえが風かぜになれ
走はしれ!!

何なにかができる気きだけしてる
どこかへ行ゆける気きだけしてる
汗あせもかかないでヨチヨチ歩あるきだ
あたってくだける勇気ゆうきもなく
考かんがえたって答こたえも出だせず
ますますマヌケな一人芝居ひとりしばいさ

何なんのために生うまれてきたんだ
しのごの理屈りくつをつけるためか

男おとこなら風かぜを切きって走はしれ
体一からだひとつで風かぜを切きってやれ
吹ふかぬなら吹ふかせてみせろ
涙一なみだひとつでお前まえが風かぜになれ

やっちまえ!!
体一からだひとつで 体一からだひとつで
男おとこなら風かぜを切きって走はしれ
涙一なみだひとつでお前まえが風かぜになれ!
走はしれ!!