泣なきながら ふりきる唇くちびる
風かぜがあなたを吹ふきぬけてく
孤独さみしさを忘わすれるかわりに
嘘うそをどれだけ ついてきたの
ためいきでむすばれるためだけに
逢あいにきて 傷きずついて どうすればいい
もう帰かえせない その瞳ひとみに
ほんとうのあなただけみつけるまでは
もうはなせない 抱だきしめたら
ふたりとも いま 夜よるにおちる

ぬぐえない 涙なみだのひとつぶ
誰だれもあなたをせめやしない
ぬくもりはいつまでも燃もえるだけ
ささやきは届とどかない 昨日きのうなのに
もう帰かえせない この心こころに
どうしてもあなたしかみつめられない
もうはなせない ごまかせない
やさしさが いま 罪つみにおちる

もう帰かえせない その瞳ひとみに
ほんとうのあなただけみつけるまでは
もうはなせない 抱だきしめたら
ふたりとも いま 夜よるにおちる