月つきが見下みおろす街まち
流ながれる車くるまの
テールライン見みつめ

夜よるが包つつんだから
初はじめて気きがつく
星ほしの数かずと君きみのやわらかな香かおり

すれ違ちがう不安ふあんを
小ちいさな瓶びんに詰つめ込こんで
泣なき疲つかれ眠ねむる君きみの
夢ゆめのすき間まに捨すててしまおう

何なにも確たしかなこと言いえずに
ただ信しんじ合あえるとくちづけた
今いまは抱だきしめあう真実しんじつ
永遠えいえんに続つづけと瞳ひとみを閉とじたまま

僕ぼくが見みているから
このままおやすみ
涙なみだのあと触ふれず

こんな約束やくそくさえ
君きみにかえせない
胸むねに残のこる甘あまい記憶きおくと傷きずあと

愛あいし合あう重おもさに
戻もどれる場所ばしょがあるのなら
始はじめから想おもい重かさね
舟ふねを浮うかべて二人漕ふたりこぎ出だそう

何なにも確たしかなこと言いえずに
ただ信しんじ合あえるとくちづけた
今いまは抱だきしめあう真実しんじつ
永遠えいえんに続つづけと瞳ひとみを閉とじたまま