誰だれも知しらないけど
僕ぼくは負まけ犬いぬだったんだ
近ちかくにあるのに
見みえなくて
いつも彷徨さまよっていたんだ…

独ひとり善よがりの嘘うそを並ならべて
誰だれも入はいれないように鍵かぎをかけて
閉とざされた暗くらい部屋へやの中なかで
自分じぶんさえ見みつけられなくなっていた

そう 分わかってた
こんなんじゃ何なにもできないよ!!

君きみは好すきですか?
貴方あなたの事ことを
埃被ほこりかぶっているよ
アザヤカナハナ

窓まどを開あけてみなよ
冬ふゆの匂においがするんだ
見みた事無ことないような
ときめきが
君きみを待まっているんだよ

そんなありふれた造つくり物ものの花はなじゃ
いつまで経たっても香かおらないんだ
安物やすもののプライドにしがみついたって
何なんの結果けっかも残のこせないのさ

もう これからは
歪いびつな自分じぶんだっていいじゃん!!

君きみは好すきですか?
貴方あなたの事ことを
埃被ほこりかぶっているよ
アザヤカナハナ

それでいいのか? それがいいのか?
お隣となりさんとは違ちがう君きみだけの
アザヤカナハナを咲さかせてよ!!

君きみは好すきですか?
貴方あなたの事ことを
埃被ほこりかぶっているよ
アザヤカナハナ
君きみが見みえないよ
何処どこにいるんですか?
それじゃ枯かれてしまうよ
アザヤカナハナ