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ブランコがれてる
わらうよにれてる
月明つきあかりらす公園こうえん
あのわたし出会であ

最終電車さいしゅうでんしゃ
されては
うつむいたままで
かえみち

ながさか途中とちゅう
ふる団地だんち
しあわせそうな
窓明まどあかり

わたしゆめみたい
ひとつづつ
えて

ブランコがれてる
わらうよにれてる
月明つきあかりらす公園こうえん
あのわたし出会であ

はは見送みおくられた
田舎いなかえき
木枯こがらしけば
おも

結局けっきょく ちちとは
はなさなかった
かたちがうと
おもってた

そんな つよがりも
あやまちも
気付きづけない

ブランコがれてる
わらうよにれてる
おさなわたし一人ひとりでも
こげるのだとしんじてた

かあさん かせるな」
一言ひとこと
留守電るすでん

ブランコがれてる
わらうよにれてる
おさなわたしした
あののあなたに出会であ

あのわたしもど

あのわたしでいたい