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露草つゆくさもれたひざてながら
たばねた黒髪くろかみくしとか
じたひとみなみだあふほほつたう
れる小舟こふねだけが きりかぶ

枯草かれくされたくつてて
素足すあしでいつまでも浅瀬漂さんばしただよ
水鳥みずどりがざわめき そらおど
もりはただしずかにかぜめる

かないで ぼくはここにいるから
永遠えいえんに ずっと

きみおしえてくれた 子守唄こもりうた うたうよ
きみねむれるように おさなうた

しろきぬのようなくもりてくる
水面みなもおともなくきみつつ
つよいたうでを そっとすりける
波紋はもんだけがとおくうすれえる

かえろうかきみまれたまち
もどれるさ きっと

きみおしえてくれた 子守唄こもりうた うたうよ
きみねむれるように おさなうた
二人眠ふたりねむれるように おさなうた