文字サイズ
よみがな
夕陽ゆうひもさすがに見飽みあきた
けた地図ちずひら渋滞じゅうたいなか
かぜもないはずなのにひらり
見覚みおぼえあるチケットでブレーキんだ

こえきたくて電話でんわしたのは
きみしかえなかったあのなつ
もう一度君いちどきみえるとしたら
ぼくなにはなせばいい
つたわすれたのはただサヨナラだけ

どれほどはなれてるのだろう
いつのまにかていたほしつけた
すれちがうくるまはやくて
やたらとむねひびとおくの花火はなび

あざやかにひかりとともに
ちかづいてきたのはあのなつ
もう一度君いちどきみえるとしたら
ぼくはどんなかおすりゃいい
つたわすれたのはただサヨナラだけ

こえきたくてきだといたくて
きみしかえなかったあのなつ
二度にどとはないおもたちをじて
遠回とおまわりしたけど今迎いまむかえに
きみらないひと