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こごえたでかきした まどガラスになぞった名前なまえ
もう二度にどわないと こころめたはずの
あなたは何故なぜあんなにも やさしいわたしたの
あれからむねなかなにかをかんじていた
恋人こいびとのふりしたまま さよならをしたけど
むなしいむねきぬけたかぜふるえてた二人ふたり
バスがていく あなたはいない
私一人わたしひとりせて

いつかは きっとこんなおとずれるとわかっていても
せつないおもいだけは こころに しまえなくて
たそがれたなみだいろ ほほをめるたびに
あなたはもっととおざかるばかり おもなか
バスがていく あなたはいない
私一人わたしひとりせて
あいわれば 季節きせつわる
こころいろえて

からめた指先ゆびさきじゃ もうつたえきれないほど
いとしさだけが むねにあふれてた あのころ二人ふたり

バスがていく あなたはいない
さめたこころせて
あいわれば 季節きせつわる
こころいろえて
あなたはない あなたはいない
私一人わたしひとりをおいたままで……