夜よるが知しっている悲かなしみは 記憶きおくの骨ほねにぶら下さがり
アノ言葉ことばを殺ころしながら アノ行為こういをくり返かえす
シュダルー シュダルー

可憐かれんなその口吻せっぷんと それ以上いじょうの指先ゆびさきで
柔やわらかな肌はだに漂ただよってる時間じかんを消けすように
シュダルー シュダルー

何故なぜ オレが君きみにとらわれている
何故なぜ オレが……つまりはすべて夢ゆめのせいにすればいい

背中せなかの月つきがとても重おもい 君きみと会あわなくなってから
そして厭いやな事ことはとうに忘わすれ この宵闇よいやみにまぎれてく
シュダルー シュダルー

ハバァナの砂丘さきゅうの上うえで 何なにも言いわず抱だきあった
遠とおい声こえを聞きいたようで 沈黙ちんこくをさがしてる
シュダルー シュダルー

何故なぜ オレが君きみにとらわれている
何故なぜ オレが……つまりはすべて夢ゆめのせいにすればいい

オレの足首あしくびをつかみ 青あおい花はなをさしだした
稀まれに見みる恋こいならば それはいつもの気きまぐれか
シュダルー シュダルー

君きみのすべてがいいわけで 君きみのすべてが真実しんじつで
窓まどの外そとを眺ながめてる ボーボワールのため息いき
シュダルー シュダルー

何故なぜ オレが夢ゆめにとらわれてる
何故なぜ オレが……つまりはすべて夢ゆめのせいにすればいい

何故なぜ オレが夢ゆめにとらわれてる
何故なぜ オレが……つまりはすべて夢ゆめのせいにすればいい