なみだ雲くもが 二人ふたりを包つつむ
夕立ゆうだの公園通こうえんどおり
夢ゆめも愛あいも 陽射ひざしの中なかで
叶かなえ合あうはずなのに

春はるの花はなびらに くちづけて
季節きせつとともの行いくの あなた

愛あいしてる 咲さきほこる桜さくらは
こころの枝えだに 今いまでも
あなたへと いとしさの嵐あらし
乱みだれて花吹はなふぶく夏なつ

少すこし前まえは サヨナラなんて
他人事たにんごと そう思おもってた
泣ないて後うしろ ふりむく道みちで
気きがつけば ひとりきり

不意ふいに思おもい出でが 風かぜになる
緑みそりの木々きぎを 通とおりぬけて

愛あいしてる つよがりを捨すてても
追おいかけて飛とび込こみたい
負まけないわ 変かわらない愛あいで
季節きせつを呼よびもどしたい

薫かおる花はなびらを 抱だきしめた
あなたのぬくもり まだ残のこる

愛あいしてる 咲さきほこる想おもいを
ちりばめた空一面そらいちめん
あなたへと せつなさの嵐あらし
乱みだれて花吹はなふぶく夏なつ