夜更よあけのチャイム 雨あめに打うたれて
立たたずむ彼女かのじょ はにかんでいる
ありきたりの言葉ことばはいらない
だって二人ふたりは長ながい友達ともだち
悲かなしい恋こいにピリオド
決きめたなんて 微笑ほほえむ横顔よこがお
少すこしやせたみたいだね
知しらず知しらずに 時ときは流ながれる
あの頃ころも二人何ふたりなにかにつまずく
そのたび励はげまし合あったね
暖あたたかかい部屋へやと 優やさしい時間じかんで
輝かがやく明日あしたを探さがして

パジャマのままで ソファーにもたれ
今日きょうは朝あさまで 飲のみ明あかそうよ
何なんだか妙みょうになつかしくなる
学生時代がくせいじだいにスリップして
あの日ひは今日きょうと違ちがって
私わたしの恋こいを打うち明あけたよね
いつか彼かれができてから
ごぶさたばかりしててごめんね
幸しあわせになって 見返みかえすよなんて
強つよがるくせも そのままね
いいよ今夜こんやだけ 涙なみだを流ながして
やがて 小ちいさな過去かこになる

幸しあわせになろう 誰だれよりもきっと
輝かがやく明日あしたを見みつけて
そして別々べつべつの 道みちを歩あるいても
語かたり合あいたい永遠えいえんに