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よみがな
ひとりまどにこしかけて
夜明よあけのまちながめていた
うでをすりぬけるかぜ
9月くがつきみをさがしている
まぶたじるとぎん波間なみま
きみかみよぎるから
まるでふかうみそこ
しずんでゆくようさ
まちおとさえこえない
きみをなくしてはじめて
ひとりがつらくなる
だれらない
午前4時ごごよじおも
える時計とけいあと
ずっとえないきみ記憶きおく
つきはなすこと得意とくいになってた
あのなつぼくがいる
まるでだいじな宝物たからもの
なくした子供こどものよう
さびしい気持きもちがりてくる
きみをなくしてはじめて
やさしくなれるなんて
きっとまぼろし
すなにまみれえる
まるでだいじな宝物たからもの
なくした子供こどものよう
さびしい気持きもちがりてくる
きみをなくしてこんなに
きみにひかれてゆく
ときぎても
ぼくはここにいるよ