巡めぐりくる季節きせつ 数かぜえてみても
あなたの彼女かのじょにはなれない
好すきになってしまった 友達ともだちの彼かれを
別わかれもはじまりもない人ひと

わざとにぎやかな通とおりえらんで
心こころと時間じかんの隙間埋すきまうめている

真冬まふゆの流ながれ星ぼしを見みて
叶かなわぬ恋こいと知しりながら祈いのった
許ゆるして 二人並ふたりならぶ影かげ
夢見ゆめみる夜よるよ 寝返ねがえりうちながら

プロポーズされたと 夜更よふけの電話でんわ
彼女かのじょは泣なきながら云いった

もらい泣なきしてるふりをして
止とまらない涙なみだのまま 受話器じゅわき 置おいた

真冬まふゆの星座せいざの下したで
叶かなわぬ恋こいが想おもい出でに変かわる日ひ
泣なかせて 雪ゆきまじりの雨あめ
いっそ 友達ともだちのままでいればよかった

どんな顔かおをして会あえばいい
心こころの底そこからはまだ笑わらえない

真冬まふゆに咲さく花はなのように
風かぜに吹ふかれても
凛りんとできたならば
ごめんね しばらく二人ふたりに
会あえそうにもない 嘘うそがつけないから

真冬まふゆの星座せいざの下したで
叶かなわぬ恋こいが想おもい出でに変かわる日ひ
泣なかせて 雪ゆきまじりの雨あめ
いっそ 友達ともだちのままでいればよかった