白しろいシャツの襟えりに落おちた朝あさの雫しずく
5分前ごふんまえのバス 君きみをさらって行いく

もしも話はなせたら
もしも見みつめ合あえたら
あんなに追おい掛かけたのに 遠とおくを見みてる

微笑ほほえみながら 戸惑とまどいながら
消きえて行いく君きみへのメロディー

欲ほしかったのは 引ひき寄よせたのは
愛あいじゃない 映画えいがのような日々ひび

一ひとつずつ噛かみ締しめて歩あるいて行いこう

『ずっとそばにいるよ…。』 君きみがくれた言葉ことば
真まっ直すぐ信しんじていた 悲かなしい束縛そくばくだね

さよならすること 一瞬いっしゅんの痛いたみだけど
恋こいのいない風景ふうけいと独ひとりが怖こわい

微笑ほほえみながら 疑うたがいながら
忘わすれてた君きみへのメロディー

失うしなうことは見みつけることと
空そらを見みて こらえた涙なみだは

いつかきっと優やさしさに生うまれ変かわる

一ひとつずつ噛かみ締しめて歩あるいて行いこう