こともなげに
通とおりすぎる出来事できごと
が
かくしている
あなたの
乾かわきを
あらわにする
草原そうげんに
むかうつもり
が
荒野こうやに立たてば
遠とおく霞かすむ
幸しあわせ

そんな時ときは
きづいた過あやまちを
素直すなおに
抱だき寄よせて
きょうという日ひが
きのうに流ながされない
あしたに
換かわる
まで

穏おだやかに
歌うたいはじめる
鳥とりたち
を
いたずらと
知しっていながら
も
愛あいしている
自然しぜんな
自分じぶんがないように
思おもえたら
もう全すべてを
告つげるだけ

そんな時ときは
いつでも僕ぼくには
素顔すがおだけ
伝つたえて
きょうという日ひも
きのうに流ながされず
あなたの
すぐ傍そば
で

不思議ふしぎなほどに
気楽きらくになれる
真実しんじつを求もとめれば
許ゆるされていく
決けっして
歪ゆがめられない

そんな時ときは