一人ひとりで飛とび出だした 奴やつらがいびきをかく間あいだに
夜よるは大おおきくて肌寒はだざむい風かぜが吹ふいた
暗闇くらやみに迫せまられて逃にげ出だした僕ぼくは
仲間なかまの待まってる秘密ひみつの隠かくれ家がへ
こっそり支配しはいした世界せかいの断片だんぺんで
僕ぼくら馬鹿ばかみたいに笑わらい転ころげてた
いつまでもこのままでいられたらいいなんて
叶かなうはずも無ないのにずっと願ねがってた

朝あさが来くるまでそこは僕ぼくらの世界せかいで
怖こわいものなど何なにも無なかったはずさ
それでもいつかは消きえて無なくなるものだから
世界せかいで一番美いちばんうつくしいんだろう

人ひとの記憶きおくなんて案外あんがいもろくて
笑わらった事泣ことないた事忘ことわすれていくもの
それでも忘わすれないさ 時ときを止とめた君きみの
小ちいさな肩かたを抱だき締しめた事ことだけは

叶かなわぬ夢届ゆめとどかぬ君きみへの想おもい
何なにもかもうまくはいかないけれど
この手てを伸のばし続つづけるよ
その時僕ときぼくは生いきてるって思おもうんだ

ふぬけた面つらを見みせるなよ 感傷かんしょうにも似にた
あの頃ころと何なにも変かわっちゃないけど
少すこしずつ僕ぼくらは大人おとなになって
今いまでも自分じぶんをさらけだせるか

僕ぼくの夢ゆめに突撃とつげきするよ
君きみの胸むねに突撃とつげきするよ
いつの日ひかでかい夢ゆめと君きみの手てを握にぎり
二度にどと離はなれないように笑わらってみせるから

僕ぼくらの夢ゆめは儚はかないけれど
光ひかり輝かがやけ何なによりも
だから歌うたうよ拳固こぶしかためて
まっすぐだ 突撃とつげきだ

そうだ僕ぼくらは真夜中少年突撃団まよなかしょうねんとつげきだん