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そらゆめてたのは
まだぼくらが子供こどものふりしてたころ
リアルな未来みらいこわくて
時間じかんめたいとねがってた

絶望的ぜつぼうてきあま約束やくそく
想像通そうぞうどおりのいたみでうしなった

ぼくはまたちいさなまどから
いたひかりらされるだろう
あたたかいからだちかくによこたわって
えないそらてる

やすらぎに退屈たいくつ生活せいかつ
日増ひましになんだかやさしくしてくれるけど

nowhere
しずつづけて
深海魚しんかいぎょのようにつぶれていたいんだ
ねえ どうしてなんだろう
なんにもしくない

さびしくてわらっていたのは
ただぼくらが大人おとなかおをしてたころ
言葉ことばかべをつくれても
なみだすこしづつこぼれてた

途方とほうれてわざとうそついて
きずつけったり感情かんじょうこおらせた

nowhere
かなしみのない世界せかい
ぼく相手あいてにしないって
わかってるけど
さがしてたんだよ

nowhere
しずつづけて
深海魚しんかいぎょのようにつぶれていたいんだ
ねえ どうしてなんだろう
なんにもしくない

nowhere
最後さいご悲鳴ひめいひびかないように
かくれてるよ いまはもう
どこにもいない