絡からめた指ゆびを解ほどく度たび
その温ぬくもりを握にぎり返かえした…

君きみに逢あえると思おもう度たび
僕ぼくの心こころは彩いろどられてく

他愛たあいのない出来事できごとも
ふたりでいれば思おもい出でに出来できるのに…

君きみの声こえも その細ほそい肩かたも
その瞳ひとみも 僕ぼくのものじゃない
どんなに 傍そばにいても…
君きみの未来みらい 壊こわさない限かぎり
この想おもいを 叶かなえることは出来できないよ
ひとときの夢ゆめ 痛いたいほど好すきなのに
夜よるが終おわってく…

逢あえない時間ときを埋うめるように
煌きらめく街まちの舗道ほどうを歩あるく

初はじめて手てに触ふれた時とき
戯おどけた君きみの笑顔えがおが蘇よみがえる

抱だきしめたい 抱だきしめていたい
だけど君きみは 僕ぼくのものじゃない
歪いびつな 心こころが今いま…
抱だきしめたい 抱だきしめちゃいけない
溢あふれるほど 溶とけるほど 求もとめているのに
タクシー止とめて 約束やくそくも交かわさずに
君きみは手てを振ふる…

君きみの声こえも その細ほそい肩かたも
その瞳ひとみも 僕ぼくのものじゃない
どんなに 傍そばにいても…
君きみの未来みらい 壊こわさない限かぎり
この想おもいを 叶かなえることは出来できないよ
ひとときの夢ゆめ 痛いたいほど好すきなのに
夜よるが終おわってく…