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どこにいたって みんなこうして おなつきらされてる
いまはどこかとおくの きみとの日々ひびがふとかぶよ

あの日二人ひふたりで ひとつの自転車じてんしゃ きみかたにしがみついて
はしゃぎながら とがったつきから げようとしたよね

夜風よかぜつつまれ (わたしたちふたりぼっち)
すここわくて ギュツときしめた

サヨナラのほかつたえたいことが
あふれるくらいに あったんだけど
かなしくないって わらってるふりで つよがって

サヨナラのなかつたえたいことを
あふれるくらいに めればよかった
こすれゆびしずかにはなれて いっただけ

よるうみでは 二人ふたりこえなみ隙間すきまはずんでた
ほそあしすならして はしって寝転ねころんで

夜風よかぜかれて (かさなってた足跡あしあとが)
えていくから わらっていた

かすかな仕草しぐさたしかな気持きもちも
わかかりえている がしてたけど
言葉足ことばたらずで 不器用ぶきようなことに おびえてた

あてのないことも ありのままなのも
二人ふたりらしいよと おどけていたけど
ずっとこのままで いられないことも っていた

れたこえいたがしても
見慣みなれた背中せなかったがしても
かずにいたよ きっと きみ元気げんきだから
いまさらっても仕方しかたないことも
いまなら上手じょうずえそうなことも
かなしさのかずだけ やさしさをかかえていくよ

サヨナラのほかつたえたいことが
あふれるくらいに あるはずだけど
いまごろ余計よけい言葉ことばはいらないね かってる

サヨナラのなかきみとの日々ひびへの
あふれるくらいの いとしさをめて
いまならやさしい気持きもちで もう一度いちど サヨナラ

いまならやさしい気持きもちで もう一度いちど サヨナラ