ゼンマイが切きれて静止せいしした未来みらい
屋上おくじょうで二人ふたり 沈しずむ街まちを見みてた

あなたの前髪まえがみ ふわり風かぜに舞まって
瞬間見しゅんかんみとれる 空気くうきと踊おどってた

草原そうげんを渡わたる船ふねに乗のろうか
沈黙ちんもくを破やぶり つぶやくあなた
草原そうげんを渡わたる船ふねが見みえるね
私わたしたち乗のせてふくらむ白しろい帆ほが

私わたしの内側うちがわ 複雑ふくざつな回路かいろで
灰色はいいろの日常にちじょう もやもや迷まよってた

心こころのアンテナ いま共振きょうしんしてる
もしかしてこれが愛あいというものかな

草原そうげんを渡わたる船ふねに乗のりたい
科学かがくや数学すうがく 縛しばるもの捨すて
草原そうげんを渡わたる船ふねのマストで
風切かぜきって進すすめ 生いきてる証あかしたち

草原そうげんを渡わたる船ふねに乗のろうよ
凛々りりしい横顔よこがお うっとり頷うなずいた
草原そうげんを渡わたる船ふねが見みえるよ
私わたしたち乗のせてふくらむ白しろい帆ほが