恋愛れんあいの1いちページ目めに“好すき”なんて言葉出ことばでてこない
めくりめくったその先さき ふたりが見みつめ合あうのは まだまだずっとずっと先さきの話はなし

どこがいいとか ましてや恋こいなんだなんて 思おもわなかった
思おもい出主義でしゅぎに染そまりきって 石いしになって
そして あの日ひとあの日ひとあの日ひの続つづきを ゆっくりと
僕ぼくはシーラカンスになって漂ただよった 海うみの色いろは 誰だれか色いろ

蒼空あおぞらが冴さえ渡わたる都市まちの風かぜが 君きみの髪かみ 揺ゆらした時とき なぜか見みとれてた その横顔よこがおに

やさしい君きみの眩まぶしさにときめきが広ひろがっていく
これが恋こいのはじまり それに気付きづくのは まだまだずっとずっと先さきの話はなし

渋谷しぶやかどこかで 口くちづけ 共有きょうゆうメンソール 回想かいそうる
僕ぼくはいまタバコを消けして
新あたらしく点つけた この火ひ、この火ひを、恋こいの火ひを
かざす 君色きみいろセレナーデ

内容ないようが無ない会話かいわ 続つづけたら また 内容ないようが無ない会話かいわかぶせてくるんだ 笑わらいながら

天才てんさいには勝かてない 君きみの“好すき”にさせるその才能さいのう
まるで子供こどものように 僕ぼくの扉とびら、開ひらいて そっと、触ふれる 曖昧あいまいを吹ふき飛とばして

やさしい君きみの眩まぶしさにときめきが広ひろがっていく
そんな恋こいのはじまり 僕ぼくは気付きづいたら・・・

恋愛れんあいの1いちページ目めに“好すき”なんて言葉出ことばでてこない
めくりめくったその先さき ふたりが見みつめ合あうのは ずっと先さき