闇夜やみよを纏まといて 影かげを散ちらし 跫忍あしおとしのばせ 手印しゅいんを結むすぶ
囚とらわれの人ひとは 泪なみだに暮くれ 泣声なきごえを漏もらすけれど 頑かたくなに閉とじた 鉄くろがねには 一縷いちるの光ひかりも 覘のぞけず断たたれる 黒くろに染そまる
けれど輝かがやきは 華はなのように 息いきを潜ひそめ 念おもいを宿やどして 戒いましめを解といて 自由じゆうの地ちへ 理想りそうの地ちへ 命いのちを誘いざなう
時代じだいは常つねに 巡めぐり廻めぐれど 夢ゆめを描えがく 物語ものがたり
白紙はくしに認したためた 朱あかき文字もじは 御祖みおやの力ちからで燃もえる 蝦蟇がまに跨またがりて 火ひを従したがえ 刃やいばを振ふり上あげ 扉とびらを開ひらく 鬼神きしんの如ごとく
そして輝かがやきは 鳥とりのように 翼拡つばさひろげ 大空おおぞらを翔かけて 戒いましめを解といて 自由じゆうの地ちへ 理想りそうの地ちへ 命いのちを誘いざなう
時代じだいは常つねに 巡めぐり廻めぐれど 夢ゆめを描えがく 物語ものがたり
いまも輝かがやきは 風かぜのように 唄うたを乗のせて 温ぬくもりを抱だいて 戒いましめを解といて 自由じゆうの地ちへ 理想りそうの地ちへ 命いのちを誘いざなう
とわに輝かがやきは 月つきのように 星ほしのように 明あかるく照てらして 戒いましめを解といて 自由じゆうの地ちへ 理想りそうの地ちへ 命いのちを誘いざなう
時代じだいは常つねに 巡めぐり廻めぐれど 夢ゆめを描えがく 物語ものがたり