終おわらない仕事しごとを持もち帰かえる
手探てさぐりで部屋へやの灯あかりをつける

淋さみしく冷ひえた空気くうきが いやにまとわりつくんだ
明日あしたまでに提出ていしゅつの書類しょるいが

電話でんわのベルが部屋へやに響ひびく
時計とけいはA.M.3時さんじをまわっている

ニギヤカな受話器じゅわきの向むこう おまえも出でて来こないかって
明日あしたは確たしか朝あさから会議かいぎが…

みんな幸しあわせに暮くらしているんだろ
あいつも幸しあわせに暮くらしているんだろな

いつか目めが覚さめたら そばに笑わらいかける君きみがいて
どんなわがままだって すぐに聞きいてあげたくなるんだ

今日きょうの天気てんきでも見みながら
眠ねむりにつく僕ぼくのことさ
どうせ、また晴はれなんだろ?

みんな幸しあわせに暮くらしているんだろう
「一緒いっしょになります」ってハガキ送おくってくるんだろう

こんな毎日まいにちだって それはそれでやっていけるんだ
こんな毎日まいにちだって とくに退屈たいくつはしていないんだ

ためいきつく度たびに幸しあわせが一ひとつ一ひとつ逃にげていくらしい
そんなワケないだろ 脅おどかそうとしてんのかい
ねぇそれってホントのこと?