僕ぼくが生うまれたその日ひから季節きせつは巡めぐり
地図ちずも持もたずにここまで歩あるいた
絵具えのぐが足たりなくなるほど描えがいた夢ゆめなら
額がくに飾かざってばかりじゃ意味いみがない

行いき止どまりに肩落かたおとして
薫かおる花はなに励はげまされて
遠回とおまわりこそ美うつくしい
そう信しんじればどこでも行ゆける

夜よるが満みちたら船ふねを浮うかべて
サマルェカダスへ旅たびに出でよう
幼おさない僕ぼくなら裸足はだしで行いけた
憧あこがれと喜よろこびがあふれだす世界せかい
奇跡きせきひとつ今叶いまかなえて

夕暮ゆうぐれフェンス越ごしの風かぜ 揺ゆれるヒメジオン
空あき地ちの空そらに見みつけた飛行機ひこうき
何色なにいろのパスポートでも行いけない場所ばしょを
僕ぼくの心こころに作つくれたらいいな

子供こどものころ見みた地球儀ちきゅうぎ
今いまの僕ぼくは回まわせるかな?
人差ひとさし指ゆびじゃ測はかれない
それは巨大きょだいな真実しんじつの星ほし

夜よるが満みちたら船ふねを浮うかべて
サマルェカダスへ旅たびに出でよう
幼おさない僕ぼくなら裸足はだしで行いけた
憧あこがれと喜よろこびがあふれだす世界せかい

三日月みかづきの帆ほを立たてたら
希望きぼうの海うみへと
真まっ直すぐに導みちびかれるよ

瞳閉ひとみとじればあの日ひの僕ぼくが
サマルェカダスへ連つれていくよ
傷きずも気きにせず走はしり回まわった
憧あこがれと喜よろこびがあふれだす世界せかい

夜よるが満みちたら船ふねを浮うかべて
サマルェカダスへ旅たびに出でよう
幼おさない僕ぼくなら裸足はだしで行いけた
憧あこがれと喜よろこびがあふれだす世界せかい
奇跡きせきひとつ今叶いまかなえて