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よみがな
那智なち黒石くろいし こころめて
みがけばふかみも つや
天晴一代てんせいいちだい 浮世うきよさか
あにおとうと ちからわせ
げい真髄まことつかむまで
てはならない 故郷くにそら

地所変ところかわれば水変みずかわる
身体からだこわすな風邪かぜひくな
そっとかたたたき
わたしてくれたつつみのなかにゃ
ははにぎった しおむすび…

うわつらでは わかったつもり
つもりじゃとおらぬ げいみち
天晴一代てんせいいちだい ふたつのいのち
かぜかたらい さむさをしのぎ
ふしいろどこと
えたあの男泣おとこな

はは言葉ことば今更沁いまさらしみる
苦労くろうはいつかは ろす
天晴一代てんせいいちだい きずなはひとつ
あにあい おとうとかた
義理ぎり人情にんじょうわせわざ
ゆめ花道はなみち 晴舞台はれぶたい