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かぜるツバメのように 一瞬いっしゅん目指めざあおうみけるなら
こんなにどろほこりにまみれた いばらみちかずんだのに
背中せなかにはつばさえず このあしはもつれ つまずき さきはまだなが

それでも男達おとこたちはひたむきにあるつづける

きみがここにることでぼくはこのたびさきるだろう
足元あしもとらしてくれるひかりのようにかがやいてる
きみとここにることをぼくはそれをあいんでいいのかい?
この肉体からだ このこころ きみをずっとまもりたい

そばにいる わりまで

粉雪こなゆき結晶けっしょうのように うつくしいかたちのものなんてのぞまない
ましてや まりのわるうばかりのものなら もうくていい
キリキリとめているピアノせんのようにつながることをのぞんでる

けっしてらさずまっすぐにつめつづける

運命うんめいかねる それは何色なにいろの「明日あす」をぶんだろう?
よろこびもかなしみも僕達ぼくたちにはえらべない
ならば きみなみだにも微笑ほほえみにもはなえよう
その気持きもちきっとわすれない ぼくとともにけよう

はなさない わりまで

きみがここにることでぼくぼく意味いみるんだ
ほとばしる愛情あいじょう ぼくいのちやしてる
きみためぼくるから
この肉体からだ このこころ きみをずっとまもりたい

そばにいる おわりまで はなさない