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れたまちふゆかおりがすこ
二人ふたり背中せなからす月明つきあかり
はこかぜなによりも自由じゆう
そんなふうきたいとおもったよ
内側うちがわをさらす 迷路めいろをくぐりけて
ちかくにけたらいいのにな
つたえたい言葉ことばさがすけど
いきこごえてて からだった

あなたのとなりからほし
あまりにも奇麗きれいだから
このままあるきたい
夜空よぞらたすかぜ月光げっこうおよいでいる

まちあかりに呼吸こきゅうかさなりって
ざわめきのなか 言葉ことばはいらない
をたどるひかりなによりやさしくて
そんなふうきたいとおもったよ
ツリーがれてる イルミネーションのなか
もとめるのはだれぬくもり
人混ひとごみのなか たったひとつのあたたかさに
出逢であったよ おたがいにけられた

あなたときること かつこと
この一秒いちびょうなかにある
粉雪舞こなゆきまりて距離きょりちかづいてゆく ほら

まぶしいゆき反射はんしゃ
ばたいた無名むめいわたどりようあおつき

つめたいあたためてからだって

あなたのことが
このとき一秒いちびょうずつ過去かこになって
いつかはおも夜空よぞらたすほし
まるまであるかないかい
オリオンが
冬枯ふゆがれのまちなかながぼし
ぼくらを横切よこぎって彼方かなたちてゆくよ
ゆきめるまちけて