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よみがな
指先ゆびさきれたぬくもりも
いまはただ追憶ついおくえて
ねむれないよるおとず
あやまちの夜明よあけにおびえる

いまきみだけには
わかれの言葉ことばとどけたくはない
地獄じごくてに
場所ばしょさがして

けがれたやみえてかぜ
散切ちぎれたはなあかてるまで

いきえ…
ただくずれた
そのひとみ未来みらいえがいた
腐食ふしょくしたつばさひろげて
微笑ほほえぼくがいた

けがれたやみたかがれ
散切ちぎれたつばさ ひろてるまで

ひとうばひてけるぬばたまのくれないはな
雨降あめふれどつきかくれずゆめにぞつるきみ姿すがた

水面みなもかえつきのように
きっとアナタにえるから

けがれたやみえてかぜ
散切ちぎれたはなあかみだれて

見上みあげたそらあおく、やすらかで…
サヨナラ いとしいきみ
なみだはいらない