絆きずなを感かんじられるほど 真まっ直すぐには歩あるけてない
僕ぼくの記憶きおくが正ただしいなら 苦味感にがみかんじぬ夜よるはない
見みることも聞きくことも出来できないならば それはそれでいい
醜みにくいことも知しってるよ もう何なにも望のぞまないから

特別とくべつな気持きもちを伝つたえる 方法ほうほうを誰だれか教おしえてよ
届とどかないならそれはそれで構かまわないよ 少すこし胸むねを軽かるくしたいだけ
君きみにしてあげられることは 何なにひとつありゃしない どこにもない
ただ 僕自身ぼくじしんが少すこしだけ強つよくなることが助たすけになるかな

膝ひざを抱かかえて小ちいさくなる 誰だれの言葉ことばも信しんじない
どこかで誰だれかに笑わらわれてる思おもいを捨すてきれない
苦味にがみを味あじわう夜よるの苦痛くつうを知しっているはずなのに
それでも人ひとにすがる自分じぶん それが好すきになれないよ

涙なみだを流ながした夜よるならば 心こころの外そとへ踏ふみ出だせた証あかしさ
温あたたかさも静しずけさも まだ感かんじることが出来できないでいるから
物足ものたりすぎてる日常にちじょうが 心こころの鈍にぶさを引ひき起おこすけれど
大切たいせつに思おもえた君きみへの気持きもちがいつも上回うわまわってたいんだ
君きみにしてあげられることは 何なにひとつありゃしない どこにもない
ただ 僕自身ぼくじしんが少すこしだけ強つよくなることが必要ひつようなのかな

何なにもいらないのに 何なにもいらないのに
それでも溢あふれる君きみへの想おもいを余あますばかり
うぬぼれてはいない 悲かなしみ気取きどりじゃない
気持きもちの伝つたえ方かた 君きみの笑顔えがおを作つくるやりかた
それだけが 見みつからないままで