文字サイズ
よみがな
わたしひとりをのこして かぜ便たよながれてゆく
あんまりはやくに しあわせがゆかぬように
つぎつぎとくつぼみを うつしてはゆれる由良川ゆらがわ
いちばんとおくへ れてってねおねが

あなたにあなたに あとからあとからなみだ
なごりしむこのこころがいざようばかり
ゆめゆめむすんで だれにもえないこい
はぐればないだきながらうれなみだ はなのあと

ひとめふためにえたら 何度なんどでもまれわるの
一度いちどこいなら尚更なおさら乙女枕おとめまくら
いかけてやめたことが なんとなくわかるあなたの
いちばんちかくで ってゆけたらいいな

あなたにあなたに あとからあとからなみだ
かすみがかるその姿すがたがいざようまえ
ゆめゆめむすんで だれにもけないあし
いよいよづけたはるならうれなみだ はなのあと

少し膝をくずして
あの日大人になりたかった少女
の私がこんなにも笑えてる

あなたにあなたに あとからあとからなみだ
なごりしむこのこころがいざようばかり
ゆめゆめむすんで だれにもえないこい
はぐればないだきながらうれなみだ
またまれた はなのあと