プライドも全すべて無なくした日ひに 過あやまちを悔くやむその日ひに
僕ぼくは君きみにこう言ゆう 「やっと全すべてが揃そろったね」

「明日あすへ向むかうにはどっちへいけば良いいんですか?」
と聞きかれる
「馬鹿ばかだな そんな意味いみも無ないものは探さがすなよ」

邪気じゃきなき 光ひかり 今いま キラキラに光ひかる眼め
その美うつくしさをも取とり込こみ 奪うばおうとするもの

愛あいを殺ころしたのは僕ぼくなんだ
きっとこの世界せかいはもう その犠牲ぎせいのもとで成なり立たっている
あの嘘うそをついたのは僕ぼくだから一人ひとりおびえてなかった 心こころが凍こおってた

何なにも恐おそれないその瞳ひとみに 初はじめて臆病おくびょうを浮うかべた時とき
僕ぼくは君きみにこう言ゆう 「やっと全すべてが揃そろったね」

眠ねむれずに今夜こんやもまた 当あたらない予感よかんを
馬鹿ばかだな そんな意味いみも無ない夜よるを過すごすなよ

邪気じゃきなき 光ひかり 今いま キラキラに光ひかる眼め
見抜みぬけよ 慰なぐさめ優やさしさは騙だます為ための手口てぐちさ
オーロラの姿すがをした砂漠さばくの元凶げんきょうども達たちの

あの手てを離はなしたのは僕ぼくだから 驚おどろきはしなかった
夜光虫やこうちゅうの光ひかりに紛まぎれ 幸しあわせを願ねがうよと うそぶいてるけど 骨ほねまで透すけてるよ
言いいたい事ことはこう言ゆう事ことだろ

簡単かんたんに裏切うらぎる様ざまを見みせりゃ 防衛本能ぼうえいほんのうが無意識むいしきに
「痛いたい思おもいはしたくない」と 楯突たてつきゃしないだろ

愛あいを殺ころしたのは僕ぼくなんだ
きっとこの世界せかいは もうその犠牲ぎせいの上うえで成なり立たっている
あの嘘うそをついたのは僕ぼくだから一人ひとりおびえてなかった
そんな事吐ことはいてる人達ひとたちの

イメージする その唇くちびるが後悔こうかいの念ねんを喚わめくたび
僕ぼくは君きみに こう言ゆう「やっと人ひとらしくなれたね」

何なにも恐おそれないその瞳ひとみに初はじめて臆病おくびょうを浮うかべた時とき
僕ぼくは君きみにこう言ゆう「やっと全すべてが揃そろったね」

一人ひとりで生いきようと決きめた夜よるに
無性むしょうに逢あいたくなる想おもいに 人ひとらしさ感かんじてた