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あざむくには おそすぎて
ささやくには おろかすぎて
そのおもいをつきうつよるわた

ひとはみんな 絶望ぜつぼう
カゴのなからす小鳥ことり
だれかが鍵壊かぎこわさないと べない

れてすぐに がすくちびる
これは妄想ゆめ いつもの妄想ゆめ
なみのように せられて
運命うんめいくずれゆくおと
何度なんど妄想ゆめ
でも今夜こんやは…

しろくろめるより
もとめあって うしなうより
かなしくてもいまほう不幸ふこうじゃない

輪廻りんねという マヤカシを
しんじるなら せめてつぎ
きずいた季節きせつのない 異国どこか

からめながら まよ指先ゆびさき
それはつみ?それともわな?
こおりだった むねほのお
けだしてえだしてじる
何度なんど妄想ゆめ
でも今夜こんやは…

妄想ゆめじゃないことを
もどれないことを
二人知ふたりしってしまった
おそれていたもの
それはきっと
がれたひかりつくかげ

れてすぐに がすくちびる
そしてまた そっとれて
なみのように きしめあって
運命うんめいくずれゆくおと

からめながら まよ指先ゆびさき
それはつみ?それともわな?
こおりだった むねほのお
けだしてえだしてじる
何度なんど妄想ゆめ
でも今夜こんやは…