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よみがな
六月ろくがつうそ まえ本当ほんとう セピアにしまいこみ
うとか ぬくもりとか わからなくなってた

きみはひとりで平気へいきだから…ね」と しつけて さよなら
そのたぐい気休きやすめなら きたはずなのに

まない 容赦ようしゃないおもたちは ゆるしてくれそうにもない
じれば いきおいはすばかりで 遠巻とおまきで きみわら

あめは いつかむのでしょうか ずいぶんながあいだ つめたい
あめは どうしてぼくえらぶの のない ぼくえらぶの

やっとつけた あたらしいあさ月日つきひ邪魔じゃまをする
かうさきは 「つぎ」じゃなくて 「すぎ」ばかりいかけた

なぐさめから きっかけをくれたきみうらめしく こわがりなぼく
そろそろかな 手探てさぐつかれたほほ葛藤かっとうがこぼれちる

過去かこりたがらないひとみ あらながしてくれるゆび
やさしい歩幅ほはばいや傷跡きずあと とどきそうで とどかない距離きょり

あめは いつかむのでしょうか ずいぶんながあいだ つめたい
あめは どうしてぼくえらぶの つつまれて いいかな

あめむことをらずに 今日きょうつづくけれど
そっと したかさなかぬくもりに いながら