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やみからやみへと生命いのちさば所業しょぎょう鬼之如きのごと
時勢じせいきには是抗これあらがえぬ ずみまる運命さだめかな

なだめてすかしてたもとはら親不知おやしらず子不知こしらず
つらみもつまみもそうじてさら無慈悲むじひなるてのひらに かつてうれしい華一匁はないちもんめ

無数むすうつかさ くるりおど
さけごえかみとどかず
季之節きのふしのやうに なががれて
その無念むねんさえも そのいたみさえも

わけなどわからずおびかれて なぶられもてあそばれても
あ~れよあれよとみつあふれて くも不憫ふびんあいたら

あのしい あのしい
嗚呼ああ、、、 くやしかな 口惜くちおしや 嗚呼ああ、、、 くるおしや さて

無数むすうつかさ くるりおど
さけごえかみとどかず
季之節きのふしのやうに なががれて
その無念むねんさえも そのいたみさえも

あのしい あのしい
そのしい そのしい
嗚呼ああ、、、 くやしかな 口惜くちおしや 嗚呼ああ、、、 くるおしや さて

あわ牡丹はな舞扇まいおうぎ はらりちる
もう あえごえよろこびに変豹わらず
季之節きのふしのやうに なががれてく そのおもいさえも

あまねおもいは うつうすれて
あの無念むねんさえも あのいたみさえ あのうらみさえも