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ふか色落いろおとす そのひとみおく
きみいまかなしみめたまま
爪痕つめあとのこいたみもきしめて
なにわず まかせればいい

そそ陽射ひざしは すべてをゆるすように
こおりついたこころまで くるおしいほどかしていくから

ただとめどなくあふれだす このあいめて もう一度飛いちどととう
きずついたつばさをまたひろ
かがやかわこうぎし わかれをつたえて もうかえらずに
明日あしたなにつのだとしても

視界揺しかいゆうごかげにとまどうなら
瞳閉ひとみとじて まかせればいい

やがてきりれて その足下あしもと らしていくから

ただとめどなくあふれだす このあいめて もう一度飛いちどととう
むくいをつことさえわすれて
かがやかわこうぎし わかれをつたえて もうかえらずに
なにつのだとしても

みみをすましていて なみおと すべきみちつたえるように

そしてきりれて その身体からだつつんでいくから

きることなくあふれだす このあいめて 何度なんどでもとう
しのべられたすくいの手触てふれて
かがやかわこうぎし わかれをつたえて もうかえらずに
最期さいごなにつのだとしても