何なにも言いわないで 心悲こころかなしくて
いつもあなただけ 愛あいを知しってたね

抱だきしめていた手てを 二度にどと離はなさないと
約束やくそくした時ときに どうして 泣ないてたの?

僕ぼくはもう どこかであなたに出逢であっていたのかな
幻まぼろしのように過すぎゆく日ひに あなたを探さがして
“悲かなしみ”は捨すてられないから 涙なみだの粒つぶになって
人ひとを愛あいせた印しるしに 流ながれてゆくのかな
あなたを忘わすれない

いつか話はなしてた 夢ゆめを叶かなえたい
迷まよう心無こころなく 生いきてゆけなくて

愛あいされた記憶きおくが 僕ぼくを支ささえてゆく
あなたのぬくもりに ただ包つつまれてたから

いつかまた どこかであなたに出逢であえたとしたら
闇やみの中なか 浮うかぶ月つきのように あなたを照てらして
“寂さみしさ”は捨すてられないから 小ちいさな傷きずになって
人ひとを愛あいした印しるしに 刻きざまれてくのかな
あなたを忘わすれない

僕ぼくはもう どこかであなたに出逢であっていたのかな
ありがとう言葉ことばにしたくて あなたに伝つたえたくて
生いきることの痛いたみさえ 愛いとしく思おもえるよ
愛あいを忘わすれない あなたを忘わすれない