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放はなし飼がいにされた大海原おおうなばらで
迷まよったふりして 右往左往うおうさおうして
どこまでも認みとめたくないんだよ
もはやヒトではないことを
空そらに浮うく白しろい鳥とり 美うつくしいと目めを細ほそめても
今宵こよい クヌギの木きの住処すみかへ足あしを踏ふみ入いれる
なんてあさましい奴やつかと光ひかりの前まえに平伏ひれふして
どれだけ謝あやまればいいんですか
ああ逆光ぎゃっこうは体からだを黒くろく埋うめつくす
たぐいなき日々ひびを前まえにして
マブシクテ マブシクテ
「ここでは何なにをしてもいいんだよ」
何百回なんびゃっかいもまじないのように
唱となえた先さきに押おし寄よせる闇やみよ
それを「恐おそれ」というらしい
深海しんかいを這はっていた 欲よくのない魚連さかなつれてきて
その成なれの果はて 誰だれかが今楽いまたのしんでるように
デッドポイントはむしろ強つよくつま弾びけと
断崖だんがいの端はしまでいっそ微笑ほほえんで走はしる
ああ逆光ぎゃっこうがシルエット浮うかび上あがらせる
わびしく怯おびえているんだよ
マブシクテ マブシクテ
この夜空よぞらに満開まんかいに咲さいた雪ゆきの花はなよ すべてを消けして
手てを引ひかれた子供こどもの頃ころを想おもい出だして動うごけなくなる
なんてあさましい奴やつかと光ひかりの前まえに平伏ひれふして
どれだけ謝あやまればいいんですか
ああ逆光ぎゃっこうは体からだを黒くろく埋うめつくす
たぐいなき日々ひびを前まえにして
マブシクテ マブシクテ
ヤミクモニ アザヤカニ
オレハイマ ココニイル
マブシクテ マブシクテ
迷まよったふりして 右往左往うおうさおうして
どこまでも認みとめたくないんだよ
もはやヒトではないことを
空そらに浮うく白しろい鳥とり 美うつくしいと目めを細ほそめても
今宵こよい クヌギの木きの住処すみかへ足あしを踏ふみ入いれる
なんてあさましい奴やつかと光ひかりの前まえに平伏ひれふして
どれだけ謝あやまればいいんですか
ああ逆光ぎゃっこうは体からだを黒くろく埋うめつくす
たぐいなき日々ひびを前まえにして
マブシクテ マブシクテ
「ここでは何なにをしてもいいんだよ」
何百回なんびゃっかいもまじないのように
唱となえた先さきに押おし寄よせる闇やみよ
それを「恐おそれ」というらしい
深海しんかいを這はっていた 欲よくのない魚連さかなつれてきて
その成なれの果はて 誰だれかが今楽いまたのしんでるように
デッドポイントはむしろ強つよくつま弾びけと
断崖だんがいの端はしまでいっそ微笑ほほえんで走はしる
ああ逆光ぎゃっこうがシルエット浮うかび上あがらせる
わびしく怯おびえているんだよ
マブシクテ マブシクテ
この夜空よぞらに満開まんかいに咲さいた雪ゆきの花はなよ すべてを消けして
手てを引ひかれた子供こどもの頃ころを想おもい出だして動うごけなくなる
なんてあさましい奴やつかと光ひかりの前まえに平伏ひれふして
どれだけ謝あやまればいいんですか
ああ逆光ぎゃっこうは体からだを黒くろく埋うめつくす
たぐいなき日々ひびを前まえにして
マブシクテ マブシクテ
ヤミクモニ アザヤカニ
オレハイマ ココニイル
マブシクテ マブシクテ