幾千いくせんもの 悲かなしみなど
数かぞえてみても しかたがない
珊瑚さんごの海うみに 沈しずめれば
わたしも あなたも 一匹いっぴきの魚さかなさ

歴史れきしも人生みちも 暗くらい影かげならば
高たかい太陽たいようが 照てらすだろう
路地ろじを歩あるけば 聞きこえるよ
わたしも あなたも 島しまの風かぜ

俺おれたち 島しまんちゅうは 琉球りゅうきゅうの国くにで
すべてを受うけ入いれ それでも 突つっ立たち ここに在いる!
どうか忘わすれないで 心こころが傷きずついたら
いつでも 帰かえっておいで この島しまへ

さらりさらりと 黒髪くろかみゆれる
決けっして 語かたらぬ 苦くるしみなど
笑わらい 泣なきながら 手てをさすれば
わたしも あなたも よりそってる

東西南北とうざいなんぼく 見みわたせば
はるか 水平線すいへいせん 陽ひが昇のぼる
ニライカナイの 海うみが ほほえむ
「いつも お前まえの そばにいる」と

俺おれたち 島しまんちゅうは 琉球りゅうきゅうの国くにで
すべてを受うけ入いれ それでも 突つっ立たち ここに在いる!
どうか忘わすれないで 心こころが傷きずついたら
いつでも 帰かえっておいで この島しまへ

俺おれたち 島しまんちゅうは 琉球りゅうきゅうの国くにで
すべてを受うけ入いれ それでも 突つっ立たち ここに在いる!
どうか忘わすれないで 心こころが傷きずついたら
いつでも 帰かえっておいで この島しまへ

あなたを 抱だきしめるのだ この島しまさ

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